ネタバレ注意
「ヨーロッパ20カ国完全制覇 -完結編-」放映内容に触れています。番組放映後にご覧下さい。
道程の再現
放映された映像から読み取れる情報には限度がある(特にこの完結編では、編集やカメラワークによって案内標識が見づらくなっている)ため、推測によっておそらくこの場所、このルートを選んだのではないか?というものも含まれている。
第1日 2006/08/23 ローマ 〜 フィレンツェ
走破距離 約330km
2006/08/23 道程 kmz for Google Earth Google Maps
- 午前9:35 〜 Visconti Palace Hotel
- 結局システィーナ礼拝堂の天井画は見たのだろうか?
第1夜終了 - Visconti Palace Hotel 〜 いざスタート 〜 いきなり進入禁止を無視
- 宿に関しては触れられていないので、あくまでも推測。
なぜトラブルに弱いオートマを選ぶのだろう?と思っていたら、彼らはミッション車に慣れてないのである。スタート位置も推測だが、映像に出る交差点の向こうには進入禁止マークが(^^; - ええ? ここ… 行かないの? 〜 これは 素直に
- このあたり、映像だけではちょっと場所の断定ができない。
でも交差点を通り過ぎてから「ええ? ここ… 行かないの?」はあんまりだ、ミスター。 - まぁまぁまぁ 行っちゃいましょう 〜 これ先ほどのレンタカー屋の
- バチカン市国の周りである
- そのレンタカー屋 Hertz
- このあたりのHertzだとしたら、この店舗(Hertz Vatican - Via Gregorio VII)のはずだが。
- まだ迷ってます 〜 フィレンツェこっちです
- 迷ってると言うより、ちゃんとサブルートを通ってるという感じ。
- ローマ環状 A90 〜 A1(E35)
- スーパーではいきなり「A1」と出るが、A90 - A1dir - A1 となる。
- 高速を降りる 〜 シエナ
- 残念ながら低解像度地域である。
このあたりでの大泉氏の(似非)イタリア語による解説は秀逸。 - 癒されてる? 〜 眠気
- 同じく低解像度地域。いったん時差ボケ周期にはまると抜け出すのに大変だが、この後復活するのだろうか?
- 大滝さん フィレンツェ入ってきましたよ 〜 Grand Hotel Westin
- なんとGoogle Earthでは3D表示されるほどの超高級ホテル。ずいぶん予算出てるようだ(^^;。
フィレンツェで迷わないためには、いかに川沿いの道にたどり着くかが勝負である。ピサ側から高速A11を使ってフィレンツェに入ると、旧市街をまるまる抜けてこないといけないので迷いやすい。
第2日 2006/08/24 フィレンツェ 〜 ボローニャ
走破距離 約340km
2006/08/24 道程 kmz for Google Earth Google Maps
- Grand Hotel Westin(フィレンツェ)
第2夜終了- ポンテ・ベッキオ 〜 大聖堂
- フィレンツェ、メインの観光ルート。
最近は規制強化で、パッチモンのバッグを売ってる人たちを見かけなくなった。 - 午後2時 〜 サン・マリノに向け出発
- 超高級ホテルをレイトチェックアウト?予算潤沢すぎ?(^^;
前回までのヨーロッパ編では収録されていないGSMの電波ノイズが確認できる。日本のケータイをローミングで持って行ったのか?
SS67(フォルリ)方向に進むと川沿いの一本道なので迷う心配なし。 - SS67をフォルリ方向へ 〜 これ一番近いんですから
- ムラリオーネ峠(Passo del Muraglione)を抜けてフォルリ(Forli')に出る道は地図上では確かに近い。しかし映像でわかるとおりワインディングなので、普通のペースではA1-A15を使用したのと時間的には大差ない(週末や工事などボローニャが渋滞してない限り)。
「先生 具合 悪いんじゃないですか?」の後ろに映るガソリンスタンドは、Google Earthの衛星画像(2003-07-22)では、まだ建設されていない。 酔い酔いの大泉氏には苦行の峠だったであろうことは容易に想像が付く。八つ当たり気味の「内部調査班」により、ミスター&藤村Dコンビは解任の憂き目に合う。
そこそこ有名な峠なので「多分 イタリーで こんな景色見るの」に関してはそうでもなくて、この道使ってレンタカードライブの人たちは多いと思う。映像では映ってないが、週末ともなるとバイクがかなり多く、頂上にあるバルはミーティングポイントとして利用されている。 - フォルリの街に入るが、 〜 どうでしょうは つらい…
旧市街を抜けて行ったんだろうか?標識では街を迂回するはずだが。
しかし、この高速の入り口を見逃せるというのはかなりすごい芸当だ。- 50キロぐらいですか? 〜 高速道
- 映像を見るだけでは、無駄にUターンしてるというのがなかなか解りづらいが、「大きな問題じゃなかったから」OKなんだろう。
- A14(E45)リミニ方向 〜 SS72 サン・マリノ方向
- 標識通りだから間違うはずはない。
- 本当はここがRSM国境
- 吊り橋みたいな歩道橋があって、RSMの紋章と脇のタワーにSAN MARINOの文字も大きく出ているので、この国境を見逃すというのもあり得ない話のように思えるが…。
- 見えた!見えた! 〜 あ、こっから サン・マリノかい?
- さすがにロープウェイで入国する国は無いんじゃないだろうか?
- 車を停めて 〜 写真 + お勧めの駐車場 〜 出国
観光シーズンの休日とかだと、この駐車場は満車の時が多い。
絶景を堪能できるルートとしては、奥にある「お勧めの駐車場」に車を停めて、断崖の稜線(と、その裏側)を第二塔経由で第一塔まで歩いていくというものになる。- 大泉レポート 〜 午後8時35分
- A14ミラノ方向へのルート。ローリーの後ろにつき90km/h程度の低速走行なので、8:35になってやっとフォルリまで返ってきている。
第3夜終了 - 午後9時38分
- A14はボローニャ周辺では片側高速2車線+側道2車線となっていて、高速2車線を走っていると出口を見過ごしやすい。
- 流れました! 〜 7番出口
- 車線を規制しての工事のため渋滞していた模様。イタリアに限らずヨーロッパでは、一部対面通行にしての大がかりな道路工事が夏の時期よく行われている。
- ボローニャ市内へ 〜 Sofitel(Hotel Mercure Bologna Centro)
- アコール(Accor)グループの高級系ホテル、メルキュール。このシリーズを通して、高級ホテルばかり利用している。
アコールグループのホテルは、各所にあって便利なので筆者も利用することがある。Formule1(シャワー室共用のモーテル)まで安いところは選ばないものの、だいたいがNOVOTELか、ちょっと頑張ってIbisといったところで、MercureやSofitelは値段高すぎて、よっぽどでないと泊まれない(^^;。
第3日 2006/08/25 ボローニャ 〜 エクス・アン・プロバンス
走破距離 約720km
2006/08/25 道程 kmz for Google Earth Google Maps
- 駐車場出て 〜 これで 看板出なかったら 怖いぞ
- ある意味、太陽の方向を確認しておくのはとても正しい。
地図ばかり見ているよりは、看板(案内標識)を見て進むほうがかなり正しい。 - あー 大泉くん 今んとこ 右だったな 〜 蛇行してることになりますけど
- チンタラ走るんだったら、右走ってよ。そりゃ怒って睨まれるのも当然。
- 経路不明
- この辺り、時系列で編集されてないような気がする。
放映順序通りA1に乗ったとすると、側道2車線+高速2車線というのは存在せず、「開始早々1点入れた」での「MILANO」という表示は出るはずがない。 - 推測
-
- ここで側道
- 「蛇行してることになりますけど」を道なりに進んで高速をくぐり、高速の側道に入る
- 開始早々1点入れた
- これで高速に乗ったと思って安心した発言
ミスターは「フィレンツェの看板出てきましたよ」と高速車線の看板を気にしている - 複雑なインター
- 側道のまま進んでも料金所なのだが、勘違いしてインターを出てしまい複雑なインターをグルグル回ることになった。
結果、- 藤村D
- 「あ、アウトストラーダありましたね」
- 大泉
- 「どっちですかコレ?」
- ミスター
- 「フィレンツェ、フィレンツェ。左、左、左。」
- ここで側道
- 料金所 〜 左車線入ってください
- ボローニャで山が見えるのは南西から南の方向である。
また、「開始早々1点入れた」では、左前方遙か遠くに山が映っていること、太陽の向きからして西寄りの方向に走ってることから、上記の推測に至っている。 - 順調 〜 ピサピサに やってみましょうか?
- このあたりは、トンネル設置の大規模な工事をやっていた模様。
- テープ1時間回しちゃってます 〜 CM前
- だから、チンタラ運転するときは右を走ってねぇ、危ないから。
- A11(E76)ルカ方向 〜 CM開け お、高速出たね
- たんたんと走るのみ
- 「あれだ!!」って見つけるのは 〜 到着
- 高速降りてからは、ピサの斜塔マークをフォローしていれば到着する。近場の駐車場が空いてるかどうかが勝負。
トスカーナ名物「コカコーラを短いストローで」を注文できれば一人前(^^;[una Coca-Cola con la cannuccia corta : ウナ ホハホーラ ホン ラ ハヌッチャ ホルタ とトスカーナ訛りで発音する] - 午後2時
- どうやら近場の駐車場に停めることができていた模様。「エクス・アン・プロバンスまで530km」の概算はとても素晴らしい。
- A12 ジェノバ方向 〜 A10(E80)サヴォナ方向
- スペツィアを過ぎると、海岸線のトンネルの多い道になる。
- 早くもやさぐれる
- 「早くも」って後席に移って、すでに200km以上走ってるから、やさぐれてもいいんではないかと。
- サラリーマンの入浴剤 〜 甘党からは指示されてる
- 大泉氏の酔いも多少醒めて、なんとか掛け合いで間をつなぐというところか。
第4夜終了 - 第5夜 冒頭 午後3時10分 フランス国境まで200キロ地点
- 編集の都合でか、いきなり時間と場所が逆戻り。
- 9年前の道 〜 国境(料金所) 〜 フランス入国
- '97の頃は料金所が国境の代わりだったけれど、実際の国境は、このフランス入国の部分である。
- 午後6時 〜 午後8時
- またしても、いかにもプロバンスという夕闇の中を走る。
- エクス・アン・プロバンス 〜 Hotel Rotonde
- 催し物があると宿は満杯になる。
「泊まってやるぞぉ今年は!意地でも」のコメントは、まぁリベンジを意識させるモノではあった。
第5夜終了
第4日 2006/08/26 エクス・アン・プロバンス 〜 バルセロナ
走破距離 約550km
2006/08/26 道程 kmz for Google Earth Google Maps
- ようやく出発 〜 高速に入った
- エクサンプロバンスの街から、思い通りの高速に乗るのは、確かにちょっと難しい気もするが…。
- 分岐点 〜 これで正規の道に
- へたくそな運転手(大泉)がコントロールできない(標識を確認して進路を設定できない)スピードで走っているのが元凶。
嬉野Dじゃないけど、太陽の方角を気にしていれば、道は簡単にフォローできると思うのだが、カーナビとオートマに慣れきった人達には難しいか。 - N568 〜 A9(E80)
- ミスターが「次はN568」と言っていたのでこの道を充てたが、A55 - A7 - A8 - A54のルートを使った可能性大。
- これ… かもしれんなぁ
- いや、PA出口の道路形状が全く違うので、このPAではありません。
- ひとやすみ 〜 運転交代
- 「昼食を抜き」とか後で言っているが、軽食はしているはずなので、それほど辛さはない。
- スペイン国境 〜 朝から道に迷い 昼食を抜き 我々は疲れていた
- いやぁ、言い訳がましい。
- 特に地図を見続けていたミスターは…
- 回想部分ということか、スペインに入ったというのにフランスの映像を繋いでいる。
- 午後4時20分 まもなくバルセロナ
- 「まもなく」って、ジローナからバルセロナだとまだ100kmもあるのに?
- バルセロナ 〜 ぼく… は 見失いました
- 時系列バラバラの編集です。
「Barcelona」をフォローすれば、少なくともディアゴナルにはたどり着くと思うが?
もしくはロンダ・デ・ダルトを使って北回りで南下するとか。ナビ(ミスター)も大泉氏に「どうしましたミスターさん?」などと嫌味を言われて、やる気無しモード? - ようやく 〜 サグラダ・ファミリア
- バルセロナでディアゴナルから離れ、道に迷うと、だいたいサグラダ・ファミリアにたどり着く。
しばらく見ない間(10年ほど)に、ずいぶん完成してきたなぁ。 - 午後8時 見つけたホテルに入る
- いやいやいや。「見つけたホテル」って、なんか「たまたま見つけたんだよぉ」とでも言いたいのかホテルの名前も明かされていない。が、ヒルトンである。
ガイドブックで高級そうなホテルを選んで行ったのであろう。ここまで贅沢が身につくと、過去のヨーロッパ(他の企画もだが)みたいな苦しみの中に見いだされる笑いというものは出てこないのでは?「ワンランク上の旅」とは所詮そんなものか?