PQI Air Penケースの著しく間違った使い方 穴位置ズレちゃったしorz RICOH THETA m15用の、静止画に加え動画撮影でも開始、停止のできる簡易リモコン。


 PQI Air Penを用いたRICOH THETA用のリモートシャッターは、"物理リモートシャッターをつくる"で詳細が公開されている。
 ThetaShutter_PQIAirPen002の中のライセンス条項を見ると、いじれそうな部分はWTFPLということなので、改造(改悪)してみた。
 本来であれば、PTP-IPでGetDevicePropValueを使いStillCaptureModeを見て動画、単写、インターバルの各撮影モードを判断し、シャッターを押した時にInitiateCaptureを送るか、InitiateOpenCaptureを送るか判断しなければいけない。また、それらを送る前にCaptureStatusを見て撮影できるのかを判断しないといけない。しかし、そんなスキルは持ち合わせておらず、Google先生に聞いても関連するお手軽な資料を見つけられなかったので、オリジナルをほぼ流用し、
  • ボタン入力でとりあえず単写(InitiateCapture)してみる(緑LED消灯)
  • CaptureCompleteが返ってくれば通常の単写で待機状態(緑LED点灯)(オリジナル動作)
  • CaptureCompleteが返ってこなければ動画撮影開始(InitiateOpenCapture)する(緑LED消灯のまま)
  • 動画の場合、撮影を開始したという値を保存しておいて、次のボタン入力で録画停止(TerminateOpenCapture)する(緑LED点灯)
  • 動画の場合、その次のボタン入力からは動画モードで撮影開始する
という、やっつけ作法。元のファイルにある「ボタン長押しでブラケット撮影」というのも削除Theta Wifi への再接続に変更
 動画の最大撮影時間(3分)を過ぎて自動的に録画が終了したり、THETA本体のボタンで録画終了しても、リモコン側では一切関知せず、録画開始後次のボタン入力では必ず録画停止を送信する。ただし、それによってそれ以降の録画に問題が出ることは無いようだ。
単写の場合 動画の場合  いちおーPQI Air Penにtelnetで接続して、ターミナルの出力見たのが右2枚。
 コンパイルの仕方をはじめ、この辺の作業は、"ポケット無線LANルータの新顔PQI Air Penの著しく間違った使い方"に詳しく書かれています。

インストール

 本家のPQI Air Penへのソフトウェアインストールを行った状態で、Thetam15Shutter_PQIAirPen.zip Thetam15Shutter_PQIAirPen_002.zip (340KiB)に含まれる
  • theta_remote.sh
  • ThetaShutterProc
を、thetaフォルダに上書きコピー。

使い方

 本家のつかいかたのうち、ボタン長押ししても何も起こりませんブラケット撮影は行わず、Theta Wifiへの再接続を試行します
 動画撮影の最初のボタン入力では、CaptureCompleteをループ(20回)で待っているので、最大10秒ほどの遅延が発生します。2回目以降は即反応します。

無保証

 当然ながら無保証です。