ECU-Tool 海賊版


FI MAP

 FI MAPは、ECU基準データの噴射時間マップに対し、Th開度、Ne(エンジン回転数)ごとに区切ったエリアに於いて、その補正値を入力し、最適な燃料噴射量を設定しようというものです。
 0表示はECU基準データの100%で、5というのは105%、-3というのは97%の噴射に補正するという意味です。
 ただし、加速補正時や燃費向上の為の燃料カット時に、この設定値がどのように処理されるかは不明です。

下図のような画面構成になっています。
実際のプログラム実行時には、ツールチップで簡単な説明が表示されます。 詳細は下図の該当部分をクリックしてください。



メイン部分

基本操作

キーボード操作

 変更セルの移動にはカーソルキーを使用します。
 数値の増減には、
  増加キー(デフォルトでZ)
  減少キー(デフォルトでX)
  0クリアキー(デフォルトでC)
 が使用できます。
 Enterキーで変更セルを決定(セルの背景が水色に変化)した後、カーソルキーで増減できます。選択解除にはESCキーを押します。

マウス操作

 変更セルを直接クリックします。
 変更セルをドラッグするような動作(*1)で増減が可能です。*1:変更セル上でクリックしたまま、マウスを上下方向に動かします。
 スクロールマウスであれば、ダブルクリックで変更セルを決定(セルの背景が水色に変化)した後、数値の増減にホイールスクロールが使用できます。選択解除には他のセルをクリックします。

選択範囲操作

キーボード操作

 範囲選択にはスペースキー(デフォルト)を使用します。
 数値の増減には、
  増加キー(デフォルトでZ)
  減少キー(デフォルトでX)
  0クリアキー(デフォルトでC)
 が使用できます。
 範囲選択解除にはESCキーを押します。

マウス操作

 Shiftキーを押しながら、変更範囲をクリックしていきます。
 数値の増減には画面右上の緑のスピンボタンを使用します。
 0クリアするには[0リセット]ボタンを押します。  範囲選択解除には他のセルをクリックします。


Th開度設定

基本操作

キーボード操作

 各Th開度の移動には↑↓カーソルキーを使用します。
 数値の増減には、←→カーソルキーならびに
  増加キー(デフォルトでZ)
  減少キー(デフォルトでX)
 が使用できます。

マウス操作

 ダブルクリックすることで、そのTh開度のFi値を0クリアします。


Ne(エンジン回転数)設定

Ne指定は、FI(インジェクション),IG(点火時期),RU(インジェクタ分配)の各モードに於いて共通となります。

基本操作

キーボード操作

 各Th開度の移動には←→カーソルキーを使用します。
 数値の増減には、↑↓カーソルキーならびに
  増加キー(デフォルトでZ)
  減少キー(デフォルトでX)
 が使用できます。

マウス操作

 ダブルクリックすることで、そのNeでのFi値を0クリアします。


Th開度ごとの増減

基本操作

キーボード操作

 特に設定していません。

マウス操作

 画面右側に並ぶスピンボタンで、各Th開度ごとの増減が可能です。


Neごとの増減

基本操作

キーボード操作

 特に設定していません。

マウス操作

 画面上部に並ぶスピンボタンで、各Neごとの増減が可能です。


全体の増減

基本操作

キーボード操作

 特に設定していません。

マウス操作

 画面右上のスピンボタンで、全体の増減が可能です。


横軸近傍変化

 このチェックを入れることで、Fi値変更時に、横軸(Ne軸)上に隣接するセルに対し近傍差違より大きい差ができないように、近傍のFi数値を変化させます。
 「使えるかな?」と思って付け加えたのですが、使用頻度は低いです。


Th値デフォルト

 HRC出荷時のTh値に戻します。


Ne値デフォルト

 HRC出荷時のNe値に戻します。


0 リセット

 全域のFi値を0クリアします。
 範囲選択時には、選択範囲のみ0クリアします。


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