ECU-Tool 海賊版


IG MAP

 IG MAPは、ECU基準データの進角マップに対し、Ne(エンジン回転数)ごとに区切ったエリアに於いて、その補正値を入力し、最適な点火時期を設定しようというものです。
 0表示はECU基準データのまま点火で、2というのはECU基準データ+2°、-3というのはECU基準データ-3°の点火時期に補正するという意味です。  ただし、ECUに依っては進角数値を入力しても無視されます(進角しない)。また、スロットル急開時の遅角補正時に、この設定値がどのように処理されるかは不明です。スロットル急開時の遅角補正を行っているかも不明です。

Th対応 IG MAP('06 '07 CBR1000RR '07 CBR600RR)

入力方法はFi Mapと同様です。
進角方向への補正は、'07 CBR600RRは+3°、'07 & '08 CBR1000RRは+5°まで許容されます。遅角側へは最大20°の補正が可能です。
許容以上の進角値を書き込んだ場合や、他の機種に進角値を書き込んだ場合の動作は不明です(おそらく無視されて補正無しとなる)。'08 CBR1000RRは進角値を無視します。


Neのみの IG MAP

下図のような画面構成になっています。
実際のプログラム実行時には、ツールチップで簡単な説明が表示されます。 詳細は下図の該当部分をクリックしてください。



メイン部分

基本操作

キーボード操作

 変更セルの移動には←→カーソルキーを使用します。
 数値の増減には、↑↓カーソルキーならびに
  増加キー(デフォルトでZ)
  減少キー(デフォルトでX)
  0クリアキー(デフォルトでC)
 が使用できます。
 Enterキーで変更セルを決定(セルの背景が水色に変化)した後、カーソルキーで増減できます。選択解除にはESCキーを押します。

マウス操作

 変更セルを直接クリックします。
 スクロールマウスであれば、ダブルクリックで変更セルを決定(セルの背景が水色に変化)した後、数値の増減にホイールスクロールが使用できます。選択解除には他のセルをクリックします。


グラフ部分

基本操作

キーボード操作

 特に設定していません。

マウス操作

 Ne軸(縦軸)上にある点火時期設定点の上下をクリックすることで進角、遅角が可能です。


Ne(エンジン回転数)設定

Ne指定は、FI(インジェクション),IG(点火時期),RU(インジェクタ分配)の各モードに於いて共通となります。

基本操作

キーボード操作

 各Th開度の移動には←→カーソルキーを使用します。
 数値の増減には、↑↓カーソルキーならびに
  増加キー(デフォルトでZ)
  減少キー(デフォルトでX)
 が使用できます。

マウス操作

 ダブルクリックすることで、そのNeでの点火時期を標準(±0°)に戻します。


Neごとの進、遅角

基本操作

キーボード操作

 特に設定していません。

マウス操作

 画面上部に並ぶスピンボタンで、各Neごとの進、遅角が可能です。


全体の進、遅角

基本操作

キーボード操作

 特に設定していません。

マウス操作

 画面右上のスピンボタンで、全体の進、遅角が可能です。


0 リセット

 全域の点火時期を標準(±0)に戻します。

点火時期変更制限に関して

点火時期変更制限

 不用意な点火時期変更による危険性を回避するため、デフォルトでは標準の点火時期に対して進角できないようになっています。
 その危険性を理解した上で、点火時期の進角を可能としたい場合は、点火時期制限解除のページを参照してください。
 ECUに依っては、進角側の数値を無視します



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