ECU-Tool 海賊版


ピットロードスピード制限

 CBR600RR '05- 及び CBR1000RR で設定可能です。
 ピットロードスピード制限は、設定したエンジン回転数に従い点火及び燃料噴射が間引きされ、ピットロード制限速度を超えないようにエンジン回転数を抑える機構です。
 様々な条件により、想定した速度を超過する場合も考えられますので、100r.p.mほどは余裕をみて設定すべきです。

下図のような画面構成になっています。
実際のプログラム実行時には、ツールチップで簡単な説明が表示されます。 詳細は下図の該当部分をクリックしてください。


有効チェック

 [速度制限機能を使用する]のチェックボックスにチェックすることで、各項目が有効になります。


設定ギア

 ピットロード走行に使用するギアを選択、または入力します。
 ECUがM6ギアのパルスとエンジン回転数から演算し、1速、および2速のギアと判断されれば速度制限が使用できるようです。


タイヤ緒元

 リアタイヤの周長を入力します。


プライマリーレシオ

 プライマリーレシオを選択します。


ファイナルレシオ

 ファイナルレシオを選択します。


スピード設定

 制限速度を入力します。
 数値の増減には増加、減少キーならびに右隣のスピンボタンが使用できます。


計算ボタン

 以上の条件に従って、エンジン回転数を計算します。


計算結果表示

 計算されたエンジン回転数とその回転数での速度を表示します。


設定回転数

 実際にECU書き込まれる数値は、ここで指定したものになります。


CBR1000RR '08モデルに関して

NLRA Speed

 CBR1000RR '08モデルでは、2速を基準とした設定となり、1速は設定回転の1.18倍、3速は設定回転の0.85倍で回転制御が入ります。
 ミッションプランによっては、2速基準だと1速、または3速の速度が基準速度を超える場合がありますので、注意が必要です。


設定内容の変更

 ピットロードスピード制限の計算に使用される各種数値は、ECU-Tool_x.cfg(xは機種番号)というファイルに保存されています。
 この設定ファイルの内容に関してはECU-Tool_x.cfgに関してをご覧下さい。


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