
左図に於いて、点Aにはサス反力
f2が懸かっており、点Bから点Aを見たとき、その力の方向は点E側(右側)からである。
点Bを瞬間中心として考えるとき、△ABCが釣り合うには、点Bを中心とした
反時計回りの力が必要である。よってロッドCDは点Cに於いて、この力を作用させる必要がある。
であるから、
点Bから点Cを見るとき、
点Dが右側にある場合は点Cを引く力
点Dが左側にある場合は点Cを押す力
が必要となる。
これを言い換えると、
点Bから点Aを見たとき点Eのある方向と、
点Bから点Cを見たとき点Dのある方向が
同じならロッドはテンションロッド(正荷重)
異なればロッドはプッシュロッド(負荷重)
として働く。
であるから、
c = RL(Bx,By,Ax,Ay,Ex,Ey) * RL(Bx,By,Cx,Cy,Dx,Dy)
このcによって、ロッドに掛かる力の向きを判断している。